TRIO チューナー KT-8005 修理


調整

MPX部

    低周波発振器出力の
チューナー入力箇所
低周波発振器出力
設定値
チューナーのダイアル  電子電圧計接続箇所 調整箇所 調整値
1 SCA FILTER MPXキバン@ピン 66kHz 300mV 放送波を受信しない位置
(ANT端子未接続)
R18 820Ωの左側  L6 最大
2 SCA FILTER MPXキバン@ピン 72kHz 300mV
放送波を受信しない位置
(ANT端子未接続) 
R18 820Ωの左側 L7  最大
       
  SSG出力のチューナー入力箇所 SSG出力設定値 チューナーのダイアル 電子電圧計接続箇所  調整箇所 調整値
MPX  FM ANT 83MHz
67.5kHz(Dev.)
400Hz(Mod.)
60dB程度
19kHz PILOT:ON 
83MHz D1又はD2のカソード  L1、L2、L5 最大
(電子電圧計はDCレンジの方が
調整が容易かもしれません)
4 MPX FM ANT  83MHz
67.5kHz(Dev.)
400Hz(Mod.)
60dB程度
 
19kHz PILOT:ON 
83MHz D7のカソード又は
D5のアノード
L3、L4 最大
5 MPX FM ANT 83MHz
40kHz(Dev.)
400Hz(Mod.)
22dB
19kHz PILOT:ON  
 
83MHz  - VR2  STEREOランプ点灯
6 MPX  FM ANT  83MHz
67.5kHz(Dev.)
1kHz(Mod.)
60dB
19kHz PILOT:ON  
 
83MHz  TAPE REC  VR1  セパレーション最大 


AM受信部

バーアンテナが付いている機種は、SSGにループアンテナを接続して調整するのが一般的ですが、手持ちがないためAM入力端子に信号を入力しました。

  SSG出力のチューナー入力箇所 SSG出力設定値 チューナーのダイアル 電子電圧計接続箇所  調整箇所 調整値
IFT AM ANT 455kHz
400Hz,30%(Mod.)
60dB程度 
放送波を受信しない位置
(指針右端)
TAPE REC L16 最大
2 TRACKING AM ANT  540kHz
400Hz,30%(Mod.) 
540kHz TAPE REC L17 最大
TRACKING  AM ANT  1600kHz
400Hz,30%(Mod.)
1600kHz  TAPE REC CT9(AMバリコンOSC) 最大
4  2、3を数回繰り返す(参考:スケール目盛りの0を540kHz、1600kHzの次の目盛りを1650kHzとして調整するとAM周波数目盛りのズレが少ないようです。)
5  TRACKING  AM ANT  600kHz
400Hz,30%(Mod.) 
 
600kHz  TAPE REC  バーアンテナ内部コア
IFキバン L15 
最大
6 TRACKING AM ANT 1400kHz
400Hz,30%(Mod.)  
 
1400kHz TAPE REC CT7(AMバリコンANT)
CT8(AMバリコンRF)
最大
7  5、6を数回繰り返す       
8 SIGNAL METER AM ANT  1000kHz
400Hz,30%(Mod.)  
 
1000kHz  TAPE REC  VR6 SIGNAL METERの指針を
4.5に合わせる 

AM調整時におけるSSGの出力レベルは海外のサイトからダウンロードした類似機種のサービスマニュアルを見ても記載がありませんでした。

TRACKINGは可能な限り小入力で行います。問題はSIGNAL METER調整時の入力レベルです。60dB位ではないでしょうか。  (2015/02/06記)